2018年3月12日月曜日

3月10日-11日鳥羽・名古屋

1泊2日で鳥羽と名古屋に行ってきた。ということで、メモ的な。

鳥羽

主目的地は鳥羽水族館。 一人で来館する人を対象とした「ひとリウム」という企画をやっていて、しかも3月10日はへんな生きもの研究所の生物がテーマだという。 へんな生きもの研究所の飼育日記がいつも面白いので、これはちょっとそそられる、というのが唐突に鳥羽なんぞに行く動機である。

朝の8時前に家を出て、1時少し前に鳥羽駅に着く。 そこから10分ほど海沿いを歩くと鳥羽水族館である。

実際にイベントに参加してみたら意外にも女性の方が多かった。 参加者は10名ぐらいだったか。 話をしてくれた飼育員はいつもその飼育日記を書いている人ではなく、 最初に餌やりを5種類ほど見せてくれたのだが、 もっとへんな生きものたちへの偏愛を語ってくれるのかと思っていたので、いささか拍子抜けの感が。 その後、水槽を裏側を見せてくれたりなどイベント自体は30分ほどで終了。

一通り館内を見て回って思ったのは、水槽の中の生き物が他の水族館に比べて密度が高いということ。 ウツボがうじゃうじゃとか、伊勢エビがわさわさとか。

へんな生きもの研究所にももう一度行ってじっくり見て回った。 ユミヘリゴカクヒトデのシダムシ(寄生する甲殻類)の標本とか、 その飼育日記で取り上げられ新種と確認されたトリカジカエラモグリというウオノエの一種の標本とか、 鏡餅のように二段重ねになるウニとか(意外に実物は小さい)、 移動はしないけど体の各部はそこそこ動いているダイオウグソクムシとか。 飼育日記がよりいっそう楽しめそう。

水族館をじっくり見ても3時間も持たなかったので、少し散歩。 鳥羽市立図書館にポータルを落としに行き、鳥羽城跡を経由して駅へ。

名古屋

宿を名古屋に取って一泊したのは、ついでに降り立ったことのない名古屋を見て回ろうと思ったから。

ということで、基本的に徒歩で名古屋城とか…観光地っぽいのはそこだけか。 大須の近くは通り過ぎたし、堀川沿いも少し歩いた。 この日はマラソン大会(マラソンフェスティバル名古屋愛知)とかいうので交通規制で街が分断されていて、街の東側には行くのが大変そうだったので、そっち方面はまた次の機会ということに。 で、名古屋城だが、天守閣は昭和に空襲で焼けて建て直したというだけあって、いわば城の外観をした博物館みたいなもの。 リアリティの再現に向かわないのが昭和っぽいな、という感想。 本丸御殿を現在再建中で一部が公開されているが、こちらはリアリティ追求型でとても現代っぽい。

名古屋メシは、お昼にきしめんを食べたぐらい。 まあ、米を選択肢に入れない、朝は食べない、となると選択肢はほとんどない。

新幹線

さて、帰ろうと思ったちょうど午後4時過ぎに静岡県内で停電して新幹線が止まってしまった。 復旧を待つ選択肢もあったとは思うのだが、いつも西から帰るときに一瞬だけ考えて結局実行に移したことのなかった、中央本線ルートを使うときが来た! と、長蛇の列のカウンターで新幹線から中央本線の特急に変更してもらい、いざ。 17:40発の長野行き「しなの」で塩尻まで、そこから新宿行き「スーパーあずさ」に乗り換え。 塩尻では30分ぐらい待ち時間があるし駅そばでもと思っていたら19時で閉店していた。 そう、この時点で2時間が経過しており、東海道新幹線も再開したとか何とか…。 で、真新しいスーパーあずさで立川まで来ると、中央線は三鷹で乗り換えなくて良い各駅停車運行の時間帯になっていた。

ということで、中央線で東京に出て新幹線で名古屋まで、名古屋から近鉄で鳥羽、鳥羽から名古屋へはJRの快速みえ、そして名古屋から中央本線、とこの二日の主な鉄道移動が図らずも一筆書きルートだった。